作品作りに大切なもの

色んなことを「体験」する

2013/07/08

 興味を持つだけでもいいですし、「ハマる」のもいいのです。とにかく、様々なことを体験することが、小説に深みを出します。

野球を知らなければ、野球ネタは書けない

「別に野球ネタなんか書かないから、野球は知らなくてもいい」という方もいるかと思います。
 ですが、例えば学園モノでスポーツが得意なキャラクターを書くとき、何部かに所属させるかと思います。このとき、野球を知らなければ、野球部に所属させることはできても、深みを出すことはできません
「昨日部活がつらくって」と言うより、「昨日のベースランニングで足痛めてさ」と言わせた方が、リアリティがあるのです。

体験すれば、辛さも楽しさも書ける

 上記の野球の例で言えば、練習中のつらさも、終わったあとの楽しさも、「体験した人」と「体験していない人」では、リアリティに差が出ます。
 文章で差が出るのはもちろんですが、「息が切れるほどのランニング」「雨の中、泥まみれになったユニフォーム」「息を飲むほどの緊張感」など、体験していなければ、その場の空気も出すことができないのです。

言葉も増える

「満塁ホームラン」や「右投げ右打ち」など、興味がなくても知っている単語はありますが、興味を持てば、「得点圏打率」や「643のゲッツー」など、ちょっとした「専門用語」も増えます。
 野球好きなキャラクターが、「彼のプレーがすごいんだよ」と言うより、「彼のこの前のプレーで一番良かったのは643のゲッツー」と言わせた方が、リアリティが増すのです。

同音異義語の面白さも増える

 同じ言葉でもニュアンスが異なる言葉も、色んなことを体験したり興味を持つことで増えます。
 例えば、「センター」という言葉ですが、「アイドル」なら意味どおりの真ん中、「野球」ならポジション、「エヴァ」なら「目標をセンターに入れてスイッチ」の名台詞、「HTML」なら中央寄せと、それぞれニュアンスが違うのです。
 ですから、アイドルオタクと野球オタクを会話させて、ちょっとずつ話が変わっていくという面白さも作ることができるのです。

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