作品作りに大切なもの

なぜネタの引き出しが多いことが求められるの?一つの作品だけ売れればいいんだけど…

2017/05/20

 ライトノベル作家を志望される人の中には「この作品だけ売れればいい!」と一本にのみ勝負を掛けている方もいます。
 ですが、ネタの引き出しは多い方がいいでしょう。

一本売れただけでは稼げない


 まず、現実的な話として、小説が一本売れたからといって大金持ちになれるわけではありません
 小説で稼ぐとすれば、新人賞の賞金以外は印税収入になります。印税は何冊売れたかがものをいいます。例え1冊の本売れたとしても、そのときの印税は、思っている以上に低いことが多く、専業ライトノベル作家にはなれないでしょう。

3~5冊はチャンスがある

 自分が掛けていた一本の小説が売れなくてもチャンスはあります。出版社によって違いますが、数冊は書かせてもらえます
 もしネタがなければ、その数冊にはチャレンジできません。つまり、ライトノベル作家として生き続けることはできないのです。

シリーズ化ができない


 もし最初の一本が売れたとしたら、今度はシリーズ化されます。シリーズ化しても、毎回話がマンネリでは、読者は離れていくでしょう。このような面からも、ライトノベル作家として生き続けることは難しくなるわけです。

一冊に掛けるとしても、ネタの引き出しは増やしておくべき

 とはいえ、これだけのデメリットがあってもなお、自分はただ一冊だけを出版できればいい、という方もいらっしゃると思います。
 ですが、その作品が受賞できるとは限りません。一発受賞をすればいいのでしょうが、なかなかそうはいかない世界でもあります。
 一つの作品に掛けている場合、一つの作品を書き直したり、練り直したりする必要があります。事件が起きる、という展開だったとしても、それを別の角度から話を薦めたり、別の事件と絡ませたりする必要があります。
 そのためには、やはりネタの引き出しは多い方がいいですよね。同じ作品でもいくつものネタを入れることができます。

ネタを増やす近道は外に出ること


 今やインターネット上でいろんな情報を知ることができますが、ネタを一気に増やすためには外に出るのが一番の近道です。
 インターネットで得た知識は頭でっかちになりがちで、その側面にある情報を得られないのがデメリットです。例えば、車の免許に関する知識を集めたところで、その知識は「車の免許の取り方」の範疇を超えません
 しかし、実際に外に出て車の免許を取るというのは違います。教習所に通うまでの道のりでも感じることがあるでしょうし、実際に車に乗って免許を取り、学科試験を受けて…というネタが満載なのです。もちろん、現実世界でも「免許を取る」という成果物も得られますから、ネタ集めだけが成果物ではないのです。
 免許にかぎらず、公園に行く、写真を取るという行動でもいいのです。ネタを増やしておくことで、作品に活かすことができるのです。

-作品作りに大切なもの
-,