作品作りに大切なもの

小説大賞に一次落ちする理由

2013/07/08

 以前は「読める文章なら一次は通った」と言われますが、最近はまずそんなことはありません。多くの作品が送られるようになって、全体の底上げになっているからです。(それが市場に反映されているかは、また別問題です)。
 一次落ちする理由と、その対策について解説します。

応募規定に則っているか

 字数やページ数など、作品そのものだけではなく、あらすじや応募シートに不備はありませんか?

対策:応募要項をよく確認する

カテエラではないか

 カテエラとは、カテゴリーエラーです。
 ライトノベルに求められているものを再確認する。にも書きましたが、中高生向けでないものはカテエラとして落とされます。
 また、出版社によっても求めているものは異なります。恋愛モノばかりの出版社にファンタジーモノを送ってもカテエラとして、読まれても一次落ちの場合があります。出版社を選ぶというのも大切なことです。

対策:傾向対策をする

同じような作品はないか

 自身が知らないだけで、同じような作品が既に世に出まわっている場合があります。残念ながらその時点で「オリジナリティ」はありません。
 もちろん、自身に思い当たる節があるのでは、それはそもそも「オリジナリティのない作品」です。キャラクター、物語、両方に「同じような作品」はないか、問いかけます。

対策:オリジナリティを加える

キャラクターは魅力的か

 オリジナリティがあっても、キャラクターに魅力がなければ、出版社としては一次を通す意味がありません。例えば、猟奇的なオヤジというキャラクターはオリジナリティがあっても、カテエラであり、魅力もないのです。

対策:一貫して何かをしたいという意思があるのか、それは面白いことなのか、出版社はそれを求めているのか、再確認する

物語は魅力的か

 キャラクターが面白くても、物語に魅力がなければ、出版社は一次を通す意味がありません。例えば、事件が全くない推理小説など、オリジナリティがあっても魅力はないのです。

対策:事件はあるのか、「転」は驚くような展開か、「結」は魅力的か、確認する

文章は稚拙すぎないか

 文章が稚拙すぎたとしても、キャラクターと物語が面白ければ、文章力で落とされることはほとんどありません。
 ですが、情景も心情も伝わらないような作品は面白くありません。

対策:推敲に時間をかける、情景は伝わるのか、心情は伝わるのか、確認する

テーマははっきりしているか

 物語の核は「一言で表せる」ように!でも書きましたが、キャラクターや物語に魅力があっても、「何を伝えたいのか分からない」のでは、読み手は困ってしまいます。一言で表せる「冒険して魔王に勝つ!」というような核が必要です。

対策:物語の核を作る、伝えたいことを一本に絞る、最初に核を出して読者に認知させる

評価シートに書いてあることを真剣に読もう

 小説大賞によっては、評価シートを送ってくれるところもあります。自分の小説を編集(ほとんどが下読みさんですが)に読んでもらいたいときは、評価シートのある出版社を選びましょう。
 送り返された評価シートは、隅々まで読みましょう。A~Eなどで評価されることもあります。「こんな評価を受けるわけないんだけどなぁ」と思っても、プロの目では「そう映っている」のです。学んで、実力を上げましょう。

対策:隅々まで読んで学ぶ

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