物語作りのヒント

カテエラを逆手に取れれば「一味違う作品」に

2013/07/08

 ライトノベルの大賞の選考とカテエラ(カテゴリーエラー)は切っても切れない関係にあります。ライトノベルに求められていることを再確認する。に、どのような作品がカテエラになるか書きましたが、このカテエラを上手く使った作品は間違いなく「一味違う作品」になります。

主人公は小学生?

 主人公が小学生だったり、親父だったり、はたまたおじいちゃんだったりするライトノベルは多くありません(存在しないかもしれません)。これは需要と供給の問題ですね。読者のターゲットが中高生なので、感情移入しやすいのは同世代が主人公の作品だからです。
 これを逆手に取り、高校生が小学校やおじいちゃん世代に「タイムスリップ」してみたり、「入れ替わって」みたりすれば……ここからどう面白くするのかは書き手次第です。

よくある作品はカテエラ

 ライトノベルの募集要項には「新しい」という言葉が入っています。
 つまり、「新しくない作品」、言い換えれば「そのキャラ、展開は見飽きた」といわれてしまう作品は、ある種カテエラなのです。

新しくない作品は既視感を逆手に

 新しくない作品とは「既視感」を有効に使えます。
 例えばパンをくわえた少女とぶつかったらその人が転校生で恋に落ちるというパターン。これをちょっと変更したくらいでは既視感を拭えません。
 ですので、パンでなくともご飯やピザをくわえて玄関を出たら、どうせ何か起こるだろうと予測がつきます。しかし、ここでボーイミーツガールが起こらずに、例えばマンホールに落ちてはどうでしょうか。マンホールに落ちたら、転校生と出会うはずなのにアリスのように小さくなる。恋が始まるはずなのに、決戦が始まる……
 既視感は「こうなるはずなのに」と思わせていますので、あえて違う方向に持っていくことで、有効に使えます。

新しくない作品を掛け算

 シンデレラ×桃太郎。一寸法師×かぐや姫。これだけでも面白そうですよね。桃から生まれたのが桃太郎ではなくてシンデレラ。彼女がひょんなことから王子の悪事を知り、舞踏会に潜入する。きびだんごを持って、毒を盛るけれど、それを舞踏会に忘れて十二時に抜け出して……

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