文章力を上げるヒント

ライトノベルの文章は「くどい」のか?

2017/06/30

 ライトノベルの文章を「くどい」と感じる方も多いです。

「くどい」文章とはそもそも何か?

 くどい文章とはそもそも何でしょうか。
 くどいの反対は「あっさり」でしょうか。「僕は朝、パンを食べた」という文章をこねくり回して「あのとき食べた味が忘れられない。--そう、あの朝食の、光り輝くストロベリーのジャムにバターが程よく溶けかかった、あのパンのことである」という書き方にすると「くどい」と思われるのです。描写が細かすぎる(物事だけでなく、人物に対しても)と、「くどい」と感じられてしまうのです。
 他にも、擬音語が多すぎたり、同じことを何度も描いてなかなか話が進まないときに「くどさ」を感じることもあります。

ライトノベルの文章は「くどい」のか?


 ライトノベルの文章はくどくなりがちです。それは人物に対する設定であったり、世界観を文字で表さなければならず、それを「一文」で表そうとすると、くどくなってしまいます。また、三人称でもくどくなることはありますが、一人称(オレ、私目線)で話が進むと、心情よりも情景描写が多くなってくどくなることもあります
 実際にライトノベル作家として活躍されている方の文章も「くどい」といわれる方も多く、その方々を見習うと、よりくどくなりがちです。

「くどい」文章はいけないことなのか?

 では、くどい文章を辞めるべきかどうか、というのは一つ大きな問題です。
 くどい文章はくどい文章で味がありますし、その人の特徴となりえます。ただし、スピード感がありませんし、読んでいて疲れる、ということもあります。最近は2chのような掲示板サイトでは1行~3行で意見を述べていますから、それ以上長い文章になるだけで「読むのがつらい」という読者もいます。
 逆にくどくない、あっさりとした文章は読みやすく、スピード感がありますが、「薄っぺらい」とも思われる可能性があります。実際に短い文章で小説を構成するライトノベル作家さんもいます。
 このように、くどい文章とあっさりした文章、どちらも長所と短所があるのです。

くどい文章を選ぶか、あっさりした文章を選ぶか

 この先、くどい文章を選ぶか、あっさりした文章を選ぶかは、自分の書きたいライトノベルによります。心情描写や情景描写をしっかりと書きたいのであれば、やはりくどくなる傾向にありますし、アニメやマンガのように「手軽に読める」ライトノベルや、「スピード感を求めるライトノベル」であればあっさりとした文章がいいでしょう。

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