文章の基本

一人称と三人称

2017/04/29

 人称を覚えることは基本です。上手く使い分けて、オリジナルのライトノベルを書いて下さい。

一人称

「僕は」「私は」という、「自分」の視点で話が進みます。最近のライトノベルに多くあります。
「僕は彼女のことが好きだ」という文章はオッケーですが、彼女の視点で「Aくんが私のことを好きらしい。どうしたらいいんだろう」と、唐突に視点が変わるのはNGです。章を分ける、段落を作るなどの工夫が必要です。
 つまり、一人称というのは「自分」の視点だけで物語が書ける場合に用います。反対に「自分以外の他者」の視点(気持ちや行動)も書きたい場合は一人称は向きません

二人称

 ほとんど小説では使われません。「あたなは」「君は」という視点で話が進みます。

三人称

 いわゆる「神の視点」です。「僕は」ではなく、「AはBに告白をした」というように使います。視点移動もできます。
 こちらも一人称と並び、ライトノベルでは多く用いられる手法です。三人称は大きく分けて、以下の3つに分かれます。

完璧な三人称(神の視点)

 完璧な三人称では「Aは思った」というように、気持ちや主観を入れることはできません
 使うことのできる表現としては、「AがBを見て、顔を赤くする」というように、客観的な事実のみです。

漫画の三人称

 ライトノベルでも多く使われます。分かりやすいのは漫画なので、これを例にします。
 漫画では、噴出しに登場人物それぞれの気持ちが描かれています

 「Aは彼女を好きだと思った」「BはAに嫌悪感を抱いた」というように、誰がどう思った、ということが書けるのが利点です。ただし、コロコロと視点が変わると読み手が混乱する場合もあるので注意が必要です。

主人公目線の三人称

 主人公視点の三人称では、「主人公はこう思った」という目線で話を進めます。一人称に近いですが、地の文章に「私は」「僕は」という言葉を使いません。
 この三人称の場合、読者が「誰が主人公であるのか、明確に認識できる」という利点があります。

一人称と三人称、どちらがいいの?

 一人称と三人称は、自身が書きたい小説によって使い分けます。
 例えば、ハーレムものを書きたいのであれば、主人公視点だけ書いていれば十分面白いので、一人称の小説が多くあります。主人公視点で話を完結させられるのであれば、一人称をおすすめします。
 三人称は主人公以外にも起こった事件を書きたい場合に有効です。例えば、恋愛モノでは一人称が多いのですが、好きな子が主人公以外の男の子に告白されるシーンを「主人公視点以外で」書きたいのであれば、三人称を使います
 また、章ごとに別の視点で話が進む作品もあります。章ごとに短編小説のようになっているものもあれば、章ごとに視点はかわりつつ、1巻(1作品)をかけて作品が完結するものもあります。上手く使うことで、作品をステップアップさせることができそうですね。

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